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お子さんに合った塾選び(個別指導塾・集団塾)

目次

入会の時期

 慶伸塾は個別指導塾に分類されますが、皆様はお子さんに合った塾選びをどのようにお考えでしょうか。今回は個別指導塾とクラス授業を行う集団塾の2つの違いについてどちらの指導経験もある塾長・福永よりお伝えしたいと思います。
 今日は個別指導塾と集団塾の性質の違いについて項目ごとにお伝えします。
 
 入塾時期
 集団塾は年間で学習計画が決まっています。私が勤めていた某大手集団塾も「いつの授業は何を教え、何の教材のどこの問題を扱う」ということが予め決まっていました。そしてクラスレベルに関係なく、学校の進み具合よりも1~2か月分程度先取りする展開になっていました。これは高校受験であれば10月、11月あたりから、入試に向けた総合的な問題演習に入る為です。その為、年度の途中から来た生徒は学校との進み具合の差に戸惑うことになります。途中から入塾することができないわけではありませんが、その際に学校との差を埋めてくれるようなサポートをしてくれる塾は良心的だと言えます。夏期講習などで講習生を募集し、9月から今まで通っていた生徒と一緒にするケースもありますが、その場合は今までの内容+予習の内容を一気にこなす夏休みになるので授業内容の消化不良が気になるところです。
ただし、新年度を迎える時期(中学受験なら2月スタート、高校受験なら3月スタート)に塾を検討するなら集団塾を優先的に考えても良いと思います。

 個別指導塾は生徒によって学習計画が変更できますから、いつ入塾してもお子さんの現状がスタート位置になります。しかし、ご本人の状況やペースにばかり合わせていては入試に間に合わないということも十分考えられます。個別指導塾ではお子さんの現状と目標を踏まえた学習計画を個人ごとに細かく立ててくれるかどうかが重要なポイントです。そして復習が必要な状況であれば個別指導塾を中心に塾選びをされることをお勧めします。

 
 

教材・レベル

 集団塾は使用するテキストが決まっています。塾用教材を出版している専門の教材会社が存在しており、大手の塾でもそういった教材会社の教材を使用しているところが多くあります。(表紙だけ挿げ替えて塾名を入れているケースも多いです) 自前で教材を開発している塾もありましたが、入試の変革や教科書改訂などで随時教材の内容を更新しなければならないことに対するコストが経営上の負担で大きくなってきたため、教材会社の教材を採用するところが増えています。
 また、集団塾はクラスレベルが分かれているところも多く、お子さんの状況や志望校とクラスレベルが合っているかどうかが確認が必要です。もちろん志望校のレベルには到達していないが、ご本人のレベルに合っているクラスであれば現状を受け入れてください。集団塾は定期的に塾内テストなどでクラス変更を生徒に提案するところも多いのでこの辺りは入塾時に確認しておくとよいでしょう。

 個別指導塾の教材ははっきり言うと「生徒によりけり」です。中高一貫校や高校生の場合は学校の教材・問題集を扱うこともあります。ただ、中学受験・高校受験となると志望校や生徒さんの状況に応じて何パターンかある教材の組み合わせの中から適切なものを選択することになると思います。ここで、塾が生徒に合ったものを選択するのか、個別指導とは言え一律で使う教材が決められているのかは入塾時に確認しておくべきです。一律の教材が一概に悪いわけではありませんが、一律=1レベルということですからその教材のレベルに合わない生徒には良い教材とは言えません。これは実際に合った話ですが、うちに来る前に別の個別指導塾に通っていた成績上位の生徒に基礎レベルの問題集を渡していたというケースもあります。個別指導塾には生徒に合った教材を選ぶ目と選ぶ意識があるかどうかは大切なポイントだと思います。
 
 そして、教材費ですが、塾専用教材というものはそれほど高価なものではありません。これもうちに通う前に他の塾に通っていた保護者の方から聞いた話ですが、その塾では受講してる・いないに関わらず英数国理社全ての教材を買わせて、総額5万円だそうです。はっきり言いますがこれはぼったくりです。教材で儲けてはいけないなどという気はありませんがこれは缶ジュース1本を千円以上で売りつけるような行為だと思います。教材費についてもどのようになっているかは是非入塾時に確認しておくことをお勧めします。

費用

 教材費のことをお話ししたので費用面のことも少々。教材費の他にテスト費や施設費などにどれだけかかるのかもぜひ確認してください。また時期によって後から請求されるものがあるかどうかも要確認です。基本的に集団塾の方が個別指導塾よりも安いです。これは同じ人件費であっても生徒に対する講師の人数の比率が違うからです。その分、集団塾よりも個別指導塾の方が細かく見てもらえるということではあります。しかし、個別指導塾とは言っても生徒何名に対して講師が1名つくのかは大問題です。集団塾はクラスに席をいくつ用意するかということでしかありませんからそれが10名でも40名でも大差はありません。個別指導歴20年以上の私でも一度にノートの内容、進行状況、説明、答え合わせ・解説まできちんとしてあげようとすると同時に見られる生徒は3名が限界です。普通に2名までにしてほしいと思ってしまいます。しかし世の中には生徒を3名・4名何ならそれ以上の人数を同時に1名の講師に担当させておいて「個別指導」と謳っているところもあります。しかも3名以上にあると常に「横にいる」ということができなくなるため、生徒側から講師に呼びかけをしないと対応できないという状況になります。個別指導を選ばれる生徒さんは自分から質問できないとか、受講する科目に自信がないといった理由で塾に来られているわけですから、そういった状況で「せんせーい!」とは言いづらいですよね。講師が横にいて様子を見ているからこそ手が止まっている状況がしばらく続いて「どうしたの? 困った?」と声掛けができるわけです。
 また、毎回の授業報告書が充実しすぎている個別指導塾も心配になります。私自身、授業をしてその日の授業内容や、何をどう間違ってどう対処したかの記録は残します。しかし、保護者の方向けに丁寧な授業内容の報告書を書くために生徒の様子に気を配れないというのでは全くの本末転倒だと考えます。この辺りは授業内容のご家庭への報告の形態・頻度などはどうなのかということでやはり入塾時に確認しておくべきでしょう。

人(講師・教室責任者【塾長】)

塾のシステムや教材・費用も大事ですが、最も重要なのは人=講師です。誰がお子さんの授業を担当するのか、教室責任者(塾長)は誰か、また異動はあるのかといったことも重要なポイントです。私も勤めていたころは毎年のように異動があり、その度に2、3人ですがその異動を嫌がって泣いてくれた生徒がいました。今では自分の塾を小さいながらも経営していますから、そういったお別れはせずに済むようになりました。また個別指導塾は特に生徒さんと講師の距離が近いので担当講師を固定するのか、固定するまでの流れや方法はどうかなども確認してください。中には「講師をお選びいただけません、塾の方で担当講師を決めさせていただきます。」というところもありますのでお気を付けください。

 生徒さん・保護者の方からすればはっきり言ってイマイチ以下の講師や教室責任者は異動してほしいが、良いと思える先生には残ってもらいたいものです。入会時には体験授業をぜひ受けていただき、教室責任者や塾長から教室・塾のことについて説明を受け、質問していただきたいと思います。もちろんそういったことですべてがわかるとは言えませんが、紹介していただいた他の生徒さんや保護者の方のお話以上にお子さん自身、保護者の方自身の感触というものがわかると思います。もし教室責任者や塾長とお話できる機会があればぜひ確認された方が良いことがあります。それは教室責任者や塾長がどれだけ自身で授業をしているかという点です。私自身も授業をしてしていますが、学生時代勤めていた大手個別指導塾では教室責任者が授業をしていませんでした。というより正確にはできませんでした。それはなぜかというとその会社は社員の定着率が悪く、教室責任者=営業担当者であり、授業担当者ではなかったからです。教室責任者は入塾を検討している方向けや時期別講習の提案のための面談ばかりしていて、授業をするための研修を受けていなかったのです。私が学生時代勤めていた教室に新任の教室責任者が赴任してきたことがありましたが、その方は前月まで某大手アパレルの店長をされていました。その方は時期別講習の提案面談を自分だけでは難しいと思われたのか、担当講師同席ですることを決断されました。正しい判断であったと思いますが、内情を知る私としてはそこにお子さんを預けられる保護者の方に複雑な心境になりました。
 
もちろん授業をしなくても、できなくても良い教室責任者や塾長という方は有りうるとは思います。しかし、入試制度や教科書改訂がある、変動していく今の状況では少なくともそういったことを自分の言葉で語れない方には塾の運営をしていただきたくはないとあくまで個人的な意見ではありますが思っています。また、慶伸塾は「自習に来てください」「質問してください」と生徒さん・保護者の方にお話ししている以上、学習内容にも私自身が明るくなければならないと自戒の念を込めて考えています。

まとめ

 いろいろととりとめのないことを書き連ねてまいりましたが、お子さんの塾選びの参考にしていただけるような内容が一つでもあれば幸いです。

 まとめますと
1.時期 年度初めは集団塾を優先的に検討
     個別指導塾は時期に関係なく入塾できる
     復習が必要なら個別指導塾メインで検討

2.教材 集団塾は教材が決まっている
     個別指導塾でも全員一律の教材は要注意
     教材費も高額すぎる塾は冷静に再検討

3.費用 何の費用か答えられない費用がある塾は要注意
     年間の総額を聞いて月額×12との差が無いか確認
     個別指導は講師1名に生徒何名までは確認

4.人  講師はだれで教室責任者は誰か 
     なるべく話をしてから入塾を決定する 
     異動の有り無し
     個別指導では担当講師を選べるのか
     教室責任者(塾長)は授業をどのくらいするか

  慶伸塾は個別指導であり、担当講師を固定しています。また、1年を3期に分けて学習計画を生徒さんの受講科目ごとに作成し、面談を通じて保護者の方に普段の報告も含め学習計画を説明の上お渡ししております。
 集団塾はこの多様化の時代に適応できなくなってきている、と私自身、集団塾の現場で感じていました。生徒さんによって塾が最優先でない場合もあるからです。慶伸塾の個別指導は一人一人の状況・目的に合わせ、塾長の管理のもと授業を展開します。学習相談や、とりあえずどんな塾か聞きたいといったお話も大歓迎ですので、ご希望の方はお問合せフォームまたは電話(0297-84-1570)でお気軽にお問い合わせください。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

     

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